遂に、予想していた結末になってしまった。家族全員、新型コロナウイルス感染症陽性になってしまった。家族全滅である。
始まりは、5歳の長男が保育園からコロナ感染し、隔離をして自宅療養を行うも、主に長男の世話をしていた妻が次に感染し、2歳の次男、私の順番で感染していった。
今回の家族全滅から考える新型コロナウイルス感染症対策(小さな子供のいる家庭)
①共有スペースの利用を減らし、消毒の徹底
②家族(協力者)との感染対策方法等の共有
③子供(小さな)の気持ちを考える
コロナに感染する前から、もし子供が感染した時の事を考えていたが、2DKのアパートでの隔離や感染対応は難しいと思っていた。以前介護士をしていたので、施設の感染マニュアルや経験を活かし今回の家庭内対応を行ったが、結局家族全滅してしまった。
では、どのような点が改善出来たら、家庭内感染は防げたのか?今回の経験で振り返る
①共有スペースの利用を減らす、消毒の徹底
トイレ、洗面台、お風呂は、家族全員が使用する共有スペースになる。コロナ陽性の長男がトイレを使った後は、必ず長男の世話役の妻がトイレの消毒を行っていたが、妻が寝ている間に長男がトイレに行ったり、必ずトイレの消毒が出来てはいなかった。もちろん妻がトイレを使用した後は妻が消毒を行っていた。
洗面所も同じように、長男、妻が使用した後の消毒が不十分だったと考えられる。
お風呂に関しては、一日一回使用する頻度で、コロナ陽性の長男と妻が最後にお風呂に入り、妻が掃除をしてくれていたので消毒は十分できていたと思う。
トイレ・洗面所は使用頻度が高い分、リスクも高くなる。消毒の徹底か、トイレや洗面所が2つある家は、感染者と分けて使用する事をおススメします。もちろん、手を洗った後に手を拭くタオルも陽性者と分ける。歯ブラシも陽性者の歯ブラシの近くには置かない方が良かったと思う。あと。体温計も2つあると便利です。
②我が家の感染マニュアルの徹底が不十分だった。
いざ、長男が陽性になってすぐに、部屋を分け、世話役を決め対応したが、我が家の感染マニュアルの徹底が不十分だった。介護施設だと防護服、手袋、等の装備を行い感染者対応を行うが、自宅ではそこまでの装備で対応できていない。世話役の妻の行動範囲の設定が不十分だった。5歳の長男はまだ一人ではできない事が多くあり、世話役の妻が一緒にお風呂に入ったり、トイレの手伝いを行ったり、一緒に寝たりしてくれ、長男の隔離部屋で一緒に過ごしてくれていた。妻が時に台所にやって来て長男の為に何かを作ったり、冷蔵庫を開けたりしていた。私も、最初に部屋から出てはいけないと伝えていたが、妻は介護士でもなければ感染対応を今までしたことがないので、なかなかリスクの把握が出来ていなかった。一緒に家庭内で感染対応を行う妻と同じ方向性で感染対応が出来るように事前に話をする機会が必要だったと感じる。
③5歳の子供の心理、行動
発症後は、熱も39度と高く、しんどかったので隔離部屋から出ることなく療養していたが、熱が下がると、寂しくなるので、隔離部屋を抜け出して私がいる部屋にやってきた。5歳の子供なので寂しいのはわかる。しかし、家庭内感染を防ぐ為に、部屋に戻るように促すのは心が苦しかった。子供が隔離部屋でも寂しがらない工夫が必要。(YouTube、おもちゃ、ゲーム、勉強等)
以上の点に注意をしながら、次回家族の誰かが感染した場合は実施したいと思います。ただ、2歳の次男がコロナ感染した場合は、隔離や感染対策が難しいと感じる。
家族が、全員コロナ感染した時に、5歳の長男が「やっと家族全員に会えたから嬉しい」と言った言葉が心に残る。5歳の長男にとって、数日家族に会えない事は、コロナに感染するよりツライ事だったんだと思った。
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